自分の部屋は自分で守るといった心構えがたいせつだが、「安全」に不安のある町は避けたほうがいいだろう。
とくに女性は、ちょっとでも不安があったら、その物件は避けるべきである。
通常、部屋を借りるとき、借り手は、オーナーと直接やりとりをするのではなく、不動産業者を通じて部屋を借りる。
つまり借り手にとって、不動産業者は、オーナーの代理人のようなものである。
それだけに業者は、オーナーがなにを考え、なにを望んでいるのかをわかっている必要がある。
不動産業にたずさわる社員は、1年間で約2千人以上の客と接する。
多くの人とやりとりし、さまざまな取引きをするので、考え方が柔軟であるのに対して、オーナーは一般的に安定志向で保守的な考え方の持ち主が多い。
そこで、オーナーが好む入居者像をわかりやすく列挙してみよう。
定職につき、毎月の家賃を支払日にきちんと支払う入居者。
部屋をだいじに使ってくれる人。
毎日窓を開け空気の入れ替えをし、部屋の掃除をこまめにする入居者。
ペットを飼ったり、大きな音を立てたりすることなく、隣人とトラブルを起こさない入居者。
不動産業者のいうことをよく聞き、けっして難問を持ち込まない入居者。
家賃の支払いを滞納し、定職についていない入居者。
常識をわきまえない、自分勝手な入居者。
タバコを吸う入居者(部屋が汚れる、火事が心配など)。
異性の出入りが激しい入居者。
日本語の通じない人。
借り手のトラブルがあった場合、基本的には不動産業者が解決し、オーナーはノータッチである。
しかし、重要な問題が起こった場合、オーナーの意向が反映されることがある。
たとえば、部屋を出るときに、修理費や敷金などの問題に、少なからずオーナーの心証が影響してくる例もあるのだ。
アパートを借りて住む人にとって、不動産業者と仲良くなり、上手に付き合ようにすると得をすることが多い。
借り手が物件を探しに不動産店へ行って、社員と接する機会は、自分をアピールする最高のチャンスであるといえよう。
借り手がまずやることは事前の情報集めである。
このときに気に入った物件のコピーを不動産業者にもらっておくこと。
これらをよく検討し、物件をしぼって内見を申し込むようにする。
不動産業者はひやかし客でなく、見込み客と付き合いたいのである。
また、契約時と引っ越しの際にはかならず自分で顔を出すこと。
そのときに、業者にとって負担にならない程度のタオルや、500円程度のお菓子を持っていくと印象がいい。
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